一般社団法人 素形材センターが主催する第40回素形材産業技術賞(奨励賞)を受賞しましたので、お知らせいたします。
◆受賞開発名「精密熱間鍛造による大物ヘリカルギヤ成型の開発」
本技術は精密熱間鍛造によって大型ヘリカルギアを歯出し鍛造(ニアネットシェイプ)する技術です(特許出願中)。本技術によって、従来のホブカットにより切り出した歯車と比べて、コスト削減、歯の強度向上、完成品歩留まり向上(環境負荷低減)などの効果が期待できます。
主な特徴:
- 熱間鍛造でヘリカルギアを成形するため、ホブ加工代が少なく、材料ロスが少ない。
- 歯の形状に沿ってメタルフローがつながっているため、歯元疲労強度が10%高くなる。
- ホブ加工時の切削速度が向上し、生産性が向上する。
- ホブ盤の設備投資台数の削減およびホブカッタ寿命向上によるコスト低減効果が期待できる。